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2009年5月10日 (日)

続「公民館VS市民活動センター」

■今日の夜、「狛江市民の学習、文化、芸術の危機!」と題する集会が中央公民館で開催されます。すでにご存知かもしれませんが、「公共施設再編方針」(20年スパンの公共施設・公共サービス計画)が委員会より答申(HP掲載は5月1日)され、基本構想・基本計画へも反映されることとなります。その中の「中央公民館廃止」と「新図書館構想中止」に対して異議を唱え、『学習・文化・芸術に関する基本条例』の制定を目指したいというのが集会の案内状から読み取れます。

■さて、この古くて新しいテーマである公民館問題(図書館問題)をどう論点整理できるかについては基本構想・基本計画改定でも最重要課題であるのに、腫れ物にふれたくないのか、首長も議会も正面からの議論を避けている状況にあります。私は議会でも「社会教育の終焉派」であることを宣言してきましたが、今晩の集会には基本構想審議会委員としてじっくりその趣旨を拝聴すると共に、発言の機会があったら自説を述べてみたいと思っています。なお呼びかけ人の「図書館を友とする市民の会」のHさん、「社会教育を考える市民の会」のMさんも、市民運動では私の良く知る仲間でもあります。

■ところで、この議論の前提には「公共施設再編方針(委員会報告書)」以外にも「狛江市社会教育の今後のあり方について(答申)」(平成21年2月)、そして「狛江市市民活動支援センター設置検討委員会・最終報告」(平成20年9月)があります。これらを最低限読んで議論しないと思い込みや空論になる可能性がありますよね。それらの読み方について私の独断ですがこの間折に触れ伝えてきましたが、今日は社会教育の「答申」についてあらためて考えてみたいと思います。(ちなみにこれをまとめた社会教育委員・委員長Hさんも親しくして頂いている友人です)

■2年間をかけて丁寧に検討したその「答申」の結論(まとめ)は『Ⅰ直近の課題』と『Ⅱ中長期の課題』と分かれていますが、その直近の課題が「時代に即した社会教育を審議する委員会の構築」(公民館・図書館・体育関係・文化財の専門委員各代表による構成へ)であり、「社会教育情報誌の発行」を加え、以上オワリという超簡素なものに驚きます。つまり社会教育に関してのガバナンスは教育委員会が握っており、あくまで「社会教育委員の会議」の限界だからなのかとも思いますが、これでは社会教育政策とか社会教育計画と言えず、「社会教育審議会」の設置にゲタを預けただけという印象を免れませんよね。

■実はそのことを裏付けるように、(「審議をしている間に」)「平成20年の狛江市組織改正で生涯学習施策と文化施設管理(市民ホール・民家園)、青少年育成・放課後対策が市長部局へ移管され、」社会教育部が解体されるという(社会教育関係者にとって)ショッキングな事態が起きており、こうして空洞化した「社会教育行政」の今後の役割をどう定めてよいのか?おそらく議論は混迷したと推測します。

■この社会教育分野を市長部局へ移管させる改革は(究極は教育委員会制度の解体!)タテ割りのムダをやめるだけでなく、総合行政を進めることであり、地方政府として自立過程の必然の改革なのです。(財政危機の狛江市の背に腹は変えられない財政再建計画から出てきたとはいえ)だから現実は「社会教育」は解体の一途なのであり、ナンとか存在意義を示そう、生き残り策をと苦労した作文が「答申」だったのではないかと考えます。

■残る主たる事業が公民館と図書館になった社会教育行政のその生き残り策が「中長期の課題」として「(1)新しい公民館像 ①『狛江市の市民大学構想』(市長部局と合体の生涯学習体系)②情報センターの設置(社会教育団体登録一元化と市民活動支援センターの社会教育分野を扱う)(2)新図書館の建設(公設民営、PFI方式の検討)(3)博物館の建設(新図書館との併設検討)」となっている。

■お分かりのように、苦渋の決断としてかどうかはともかく、公共施設再編方針との整合性を意識した内容であり、本日の「公民館廃止反対論・新図書館建設論」とは一線を画していますよね。今晩の集会でもこのことは紹介し皆さんどう受け止められているのかお聞きしたいと思っています。と書いたところで夕方になってしまいました。市民活動センター設置報告書との関係も書きたかったのですが、集会後のレポートも合わせて、また明日になるかと思います。それでは又。
2009年05月10日(日)17:27

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