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2009年7月 1日 (水)

基本構想パブコメにご意見を!

■本日、新聞折込の市報に基本構想に対するパブリックコメント募集が掲載されましたが皆様お読みになりましたでしょうか?新しいフレーズである「水と緑を活かす自治のまち」の≪自治≫とは何かが大いに議論されることを期待したいと思う今日この頃ですが・・・。その≪自治≫の用語定義も出来ず、減少の一途の≪緑≫も、寂れるばかりの商工業振興も、改革のテーマである公民館(生涯学習)と市民活動センターの対立問題も、何一つ本質的な解答は未だ見出せていないのが現状です。だから「抽象論のお飾り」に限りなく近い構想と言われてもしょうがありません。だからこそパブコメで大いに市民のツッコミを期待したいのです。

■その基本構想の議決が9月議会予定の中、下位計画である「基本計画」の審議が6月29日(月)、基本計画・第1分科会(まちづくりの原則・行財政運営)から始まりました。基本構想審議委員から山岡氏、清水。公募市民委員から小尾さん、木山さん、小林さん。無作為抽出選考の市民委員から池野さん、斉藤さん、清水さん、杉林さん、津田さん、渡辺さんの総勢11名である。公募委員は過去の審議会委員の経験者で、私も多少知る方々だが、後段の市民委員の方々(6人)はすべて初顔合わせで、その中の4人が女性だったのには少し驚きでした。

■第2分科会は「自然・環境、都市基盤、産業・消費生活」を、第3分科会は「子育て・福祉・健康づくり、教育・文化」がその担当領域という構成で、12月までの半年(11回の会議)の予定で答申することになっています。5年前の基本計画づくりでは、60名が5つの分科会に分かれて1年かけて仕上げたことを考えると今回は非常にタイトであり、カバーする政策も広くこれで充分な議論が保障されると考えているのか?とさっそく小尾さんをはじめ委員からツッコミが入りましたが、平林政策室・室長からは、「前回は市民参加条例施行直後で試行的であり、慎重にやった」と苦しい答弁でした。

■期間の問題もそうだが、分科会運営上一番大きな課題は、ほとんど自治体行政や政策の予備知識のない無作為抽出で指名された市民委員の皆さんに対して、市原ブログでも(多摩川市民討議の件)怒っていた≪プラーヌンクス・ツェレ≫の最も大事な基礎的な政策情報の学習(オリエンテーション)を欠落したままで、「無作為抽出」だけの物真似では市民参加の新しい試みではあるけど成功しない危険が大きいと感じています。だから第一分科会では自習学習の機会を正規の分科会の間に設けることとしました。さてどうやら裁判員制度に似て実験的な試みのこの参加制度を使いこなせるかどうか?それはそれで私らの力量も問われてるというワケです。

■ちなみに、29日に続き30日(火)には第2分科会も開かれました。どちらも初回なので「財政」や「基本構想中間報告案」の説明が行われました。第1分科会では、中間報告案に「財政再建・健全化」の記述がないとは何事かと多数の委員からブーイングが出ました。第2分科会では「自治のまち」のイメージがつかめないとの意見が表明されていました。

■最後ですが、かなりエキサイティングな出来事があったことを報告しておきます。それは第1分科会開始早々の分科会会長人事をめぐってでした。総合基本計画審議会会長の指名により山岡委員(学職委員)が指名されたときK委員より、異議があったのです。それは「学職委員はアドバイザーに徹するべきである。会長・議長は市民から選出すべきである」(そうすることで行政主導を排し、市民に決定権を担保できる)という反対意見でした。これを巡り一時紛糾しました。審議会の要綱に分科会会長指名権は審議会会長とあるところから正面突破は無理だったわけですが、まさに市民参加制度とは何か(自治とは何か)という本質的な議論であり、今後も課題としてゆくことを確認しました。審議会の劣化(アリバイ委員会)を体験したK委員のホンネの問題提起に敬意を表しておきます。
2009年07月01日(水)11:52

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