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2009年11月11日 (水)

事務事業カルテの提出拒む

■11月6日、第8回第一市民分科会(座長・山岡義典)が開催された。先の日記でも報告したとおり、「親会議」の総合基本計画審議会で期間延長は認められなかったため予定どおり12月半ばには基本計画答申案を仕上げなければならない。第一分科会で言えば回数は増えたといえ12月17日までのあと4回しか日程はないことになる。

■その第一分科会のテーマは基本構想の基本政策『参加と協働でつくる自治のまち』の≪まちづくりの原則≫(1)「市民参加と協働のまちづくり」、(2)「地域の魅力を高めるまちづくり」、(3)「平和を求め人権を尊重するまちづくり」、≪行財政運営≫(1)「行政運営の刷新」、(2)「財政運営の健全化」、(3)「自治体としての自立と広域連携」であり、これら六つの施策項目の下にそれぞれ2~3項目の施策小項目が予定されているものである。

■先日の第8回分科会では(1)「市民参加と協働のまちづくり」(小項目として①行政に対する市民参加の活発化、②行政と市民活動団体や企業との協働の促進、③市民参加と協働に推進に関する基本条例の見直しの検討)の事務局タタキ台文案をもとに議論した。さてそもそも論であるが、これまでの狛江市基本計画には「市民参加」や「行財政」といった自治のカタチ、行政の姿を実行計画として示す枠組みはなかった。

■だから手探りである。とは言え市民参加制度については条例設置の「市民参加・協働審議会」が毎年「総合評価」を実施するなど制度の進捗管理を担っているし、「行財政」については「行革大綱・同推進計画(21年度まで)」が進行中であることをまったく無視して制度設計は出来ない。さて当日の「市民参加」議論であるが、同分科会WG(まちづくり原則)での議論で一定の整理がついていると思ったがそれに加わっていない委員との仕切りなおしの議論もやらねばならなかったので少し疲れた。

■複数の委員から、事務局が提出した文案が美辞麗句に過ぎると「市民参加への苛立ち」がまたもや繰り返された。その「苛立ち」は「アリバイ・ガス抜き委員会」の行政に対してであり、その現状を容認している「(お任せ民主主義の)市民(参加)意識の低さ」に向けられている。そこから市民(参加)意識の啓発を意図的に抑制するかのごとき(都合の悪いことは伏せる)「広報」のあり方などが槍玉に挙げられる。確かに市政情報の供給量はネット時代で飛躍的に拡大されたが、アナログの広報体制が追いついて行けてないことが浮上した。「情報公開条例」とは別に「情報提供(共有)条例(広報条例)」が求められているのかも知れない。

■さて、これら「苛立ち」のことを私は前から「参加疲れ」と呼んできた。画期的な(平成15年)「市民参加条例」もたった5年で劣化してしまっているのである。平成19年度を評価した「市民参加協働審議会答申(山岡会長)」でもそのことは明らかだ。(公募定数に満たぬ応募、会議予定や会議録公表の低下、非公開審議会増加など)おそらく同審議会の今年度の答申(総合評価)も出るはずであるが、「参加疲れ」という劣化現象の本質的な解決は市民政府を(再)定義する「自治基本条例」を構想し、その下位条例としての「参加条例」の見直しにこそあると考えたい。その際「会議公開条例(ガイドライン)」(公開なき会議の禁止)も検討すべきである。

■さて、その「市民参加と協働」のススメを説く事務局の文案がすこぶる評判が悪いのは「市民の多様な価値観を反映した行政運営を行っていくため」という上から目線?の綺麗ごとだからではないか?『財政減少時代の小さな市役所(政府)づくりとセットの「新しい公共空間」(の再設計)のため、民間やNPO等公益的市民活動に公共サービス提供を分担してもらわなければなりません』とナゼ正直に書けないの?という不満だったように思う。

■いずれにせよ、より改革度の高い具体的な実行計画にしたい市民委員と、一方で今後予定される「行革大綱改定」などでの市長の政治領域(裁量)をなるべく残しておきたい行政側(事務局)との火花の散る綱引きが始まっている。前にも書いたがその最たるものが「計画目標(値)」の設定である。その施策評価を設定するに当り、市の行政評価制度の新しい試みである本年の「事務事業カルテ」の提出をO委員が求めたところ、「(まだ)公表の予定はない」と資料提供を拒否したのが企画政策室だった。えええーー?、後日政策室の別の職員に電話で尋ねたがその真意が依然として分からない。制度の目的が「市民への説明責任を全う」することにある「行政評価(事務事業評価)書」が非公開なわけないだろっ!

■その行政評価制度とは何か、他市の事例などを含めて学習した第20回こまえ地方自治講座でも暗雲立ち込める基本計画づくりの今後への注目を訴えておいたけど、我が第一分科会は11月20日(金)夜7時市役所5階、11月27日(金)夜7時高架下会議室が11月の日程ですので是非傍聴お願いします。

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