« 4時間半のバトルで幕引き | トップページ | 実行計画からほど遠い?基本計画案 »

2009年12月19日 (土)

狛江市役所と天下り

■最後の分科会で、胸に落ちなかった消化不良の論争の二つ目は「天下り廃止」だった。私的には歳出抑制と人事改革の両方の観点から「財政援助(外郭)団体の財務情報公表と自立改革(天下り廃止)」を提案したところ、事務局の政策室職員が拒否反応を示した。「何をもって天下りとするのですか!」と狛江市役所(と外郭団体の間に)「天下り」(という定義)は存在しないとでも言わんばかりだ。

■さて皆さん、国の官僚OBを厚遇し、随意契約など役所と癒着し、独立行政法人など外郭団体のムダづかいの温床となっているのが「天下り」と世間ではこれを根絶せよと迫っているのですが、さて地方自治体の現場では「天下り」はないのですか?国の「天下り」があまりのムダづかいなのでそれとは同じとは言いませんが、狛江市でも外郭的団体(財政援助団体)への部長OBの再就職は慣行化しています。「役所がその影響力を持っている団体へ決まって就職斡旋をしている」のが天下りの定義なら狛江市にも天下りはあるのです。

■外郭的団体(財政援助団体)には「社会福祉協議会」「狛江福祉会こまえ園」「シルバー人材センター」「文化振興事業団(エコルマホール)」等(商工会にも現在OBがいます)であり3~4年スパンで部長経験者が交代で専務理事や事務局長といった要職に就いている。課長職経験者の再就職先は地域センター等といったところだ。(大阪市が課長以上の全幹部職員313人の再就職先とそのポストを公表、220人が外郭団体や請負企業に再就職していたという)

■ちなみに元部長さんたちの年間報酬は概ね400~500万円といったレベルだから各団体にとっては安上がり(?)に役所とのパイプ役であり能力ある幹部役員を確保できているので、この人事交流は良い習慣だとの考えもあるかもしれない。役所にとっても再任用制度が主にルーチンワーク分野なので、部長職OBをそれまでの部下が使う関係はやりにくいという事情も分からないでもない。

■しかし、問題は天下りを受け入れるそれぞれの団体の自立性を損ねているのではないかと言う点だと私的には前から言ってきた。必ずその団体のトップ人事が天下りだとしたらリーダーは育たないではないか?しかも部長OBが団体の事業の専門家とも限らない。例えば文化ホール(エコルマホール)の経営にはその道の専門家の方がベターだと思うのは私だけだろうか?

■結論を言えば元幹部職員の再就職自体はその経験を活かせるなら大いに結構。しかし必ず一定のポストに天下るシステムは弊害が多い。だから狛江でも「天下り」はなくすべきだ。しかし、触れてほしくないものに触れたかの冷ややかな空気が流れたのを感じたのか、市民委員の中からも擁護論が出たりして、結局天下り廃止の文字は「補助金見直し」と言った一般的な表現に解消されてしまったと言う一幕でした。

■基本計画づくりも3つの分科会が最終版を迎えたこの時期、明日20日(日)の午後には西河原公民館で、市民分科会有志の「合同分科会」が開かれる。「行財政」も「まちづくり」も「教育・福祉」まったく互いの議論を知らないまま半年過ぎた。こんなやり方自体に文句を言ってきたが、この際有志の呼びかけで自主的に相互交流しようということだ。お時間ある方は自由にご参加下さい。

|

« 4時間半のバトルで幕引き | トップページ | 実行計画からほど遠い?基本計画案 »

狛江市総合基本計画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 狛江市役所と天下り:

« 4時間半のバトルで幕引き | トップページ | 実行計画からほど遠い?基本計画案 »