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2010年3月19日 (金)

溶解する狛江市議会

■細切れの傍聴だが、3月議会・予算委員会の様子がどうもおかしい。チョーヤの梅酒のように甘いだけならいつものことだからさほど驚かないけど、このままではトロリンチョと溶けちゃうんじゃないかと危惧している。ナンのことかっていうとオール与党化が危険水域に入ったというハナシである。

■栗山ブログや市原ブログが伝えているように、予算委員会は周年行事(目玉は花火)予算の減額修正案(2,700万円を1,500万円へ)を3対4で否決し、なお予算原案は全会一致?!で可決したとのことだった。どういうことか分かります?矢野市政では基本的には野党であるはずの最大会派明政クラブ(自民8名)の事実上の与党化現象をこれまで嘆いてきたが、公明党(4名)そして民主党系会派(2名)まで予算賛成に廻ったのである。

■ワタシの記憶ではこの4~5年民主党系が年度予算に賛成したことはなかったし、しかもまったく修正・補強もなしに丸のみすることは公明にもありえなかったと思う。ナンデこうなったのかについて、市原ブログも○○と伏字で明言を避けたが、その前に、修正案についてその提出者が明政クと社民・ネットというのも珍しい。

■アクションプラン(財政再建プラン)が終了した途端、23億円もの市債発行(前年17億円)など財政規律の弛緩ぶりを批判していた石井市議(予算委員)等明政クは小粒ながら花火予算の修正に乗り出したのはせめてもの抵抗であり、市議会としての存在証明だとそこは評価したい。社民・ネット(予算委員吉野市議)が同調したことも当然だ。

■問題はこれまで一貫して「野党」の牽引役だったはずであり、ワタシ的にもかって会派(民主党・市民自治)を同じくしていた民主党の正木・河西両市議のこの議会における修正案反対、予算丸呑みの態度にはまったく理解不能である。こうして民主までルビコンを渡ってしまったら「オール与党体制」が完成しまうからである。

■ワタシ的には予算議会が石井市議(明政)のように中長期の財政規律問題を含めて、出来立てホヤホヤの基本計画(5年計画)を巡って骨太の議論、ポスト・アクションプランの改革論議を踏まえた新年度予算審議を期待した。しかしこれはまったくの空振りだった。そもそも「脇役の議会」には基本計画という総合的なビジョンを対象化する能力が与えられていないのだ、という認識そのものが欠如しているのだ。

■そんな機能不全となっている議会の復権を掲げて、多摩市議会基本条例が3月8日可決したというニュースがあった。平成15年の自治基本条例制定から7年かかって議会改革が一定の到達点に達したのである。ウーム狛江市議会・議会改革小委員会が間もなく結論を出す予定だが、またもやこれもゼロ回答らしい。ナンデ花火で削った1千万円を議会中継ネット配信に廻さないのだろうか?

■ところでナンデこんなにトロリンチョの3月議会になってしまったか?当っているかどうかわからないが、3年前(平成19年4月)から財政再建を率先する意味で議員報酬削減(議員月額47万円を40万円へ)を23年4月までの期限条例として実行してきたが、これを一年前倒ししてこの3月で復活させる動きがある。その理屈は「報酬審議会答申」が出たのでとのこと。そもそも報酬審など当てにならないから自ら断行した削減条例だったはずである。結論は簡単である。「財政はピンチを脱した、もはや行革は不要」というなら復活もOKだ。だけどそのお金があればその前に議会中継もできるよね。

■「お手盛り」の議員報酬復活の動きがはっきりするのは3月26日の議会最終本会議(報酬条例改定)だが、反対論も議会内の少数だが存在する。正直言って後ろめたさのある報酬復活の談合を前にして役所(議会)村落共同体に亀裂は持ち込みたくない(なるべく静かに可決したい)という議員心理は働かなかっただろうか?私の指摘が的外れであることを望みたい今日この頃です。(「自治基本条例座談会」の議論紹介と多摩市議会基本条例の評価が宿題になってますがその内また書きます)

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コメント

 狛江市議会報酬審議会の言いわけ引き上げといい、総与党体制で自分たちのことだけは良いようにしておこうって、末期症状ですね。議会はいらないサンプルに使えそうです。役人に骨抜かれています。役人は自分たちの賃金を削減されたくないから議会を懐柔する。その掌で遊ぶ議会ですね。

 清水さん自治体内閣制記事全部使わせていただきました。問題があったらご連絡ください。削除します。

投稿: harry狂輔 | 2010年4月25日 (日) 17時53分

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