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2011年12月31日 (土)

お正月は原発国民投票・原発都民投票署名運動を!

■3.11大震災により福島第一原発はメルトダウンし、広島原爆の80発分もの放射能(死の灰)を東日本一帯に撒き散らしました。今後の健康被害は計り知れません。メルトダウンを隠し続け、SPEEDI(放射能影響予測システム)の予測結果を公表せず、飯館村などの避難行動を決定的に遅らせてしまったなど、政府官邸は機能せず、マスコミは東電・政府広報と化し、大本営発表を繰り返す「報道災害」(上杉隆)でした。年末、政府の「事故調査・検証委員会中間報告」はこれらのことを追認したものでしたが、原発過酷事故を想定外とした「原子力村の大罪」(小出裕幸・西尾幹二・佐藤栄佐久)を不問にした、官報複合体・記者クラブ共犯による「噴飯お手盛り報告」(日刊ゲンダイ)でした。

■しかし3.11大震災と福島第一原発事故は「原子力村」による安全神話と「原発のウソ」(小出裕章)にだまされてきた私たち国民を覚醒させました。そもそも原子力基本法に基づく「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」は国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に沿って「年間1ミリシーベルト」が許容範囲と法定されているのに、福島で大騒ぎになって校庭利用の基準を見直したはずの「年間20ミリシーベルト」(現行法では「放射線管理区域」の値)を、再び持ち出し、今度は避難地域再編の基準(住める地域)とするなど相変わらず「ただちに健康に影響を及ぼす量ではありません」(枝野前官房長官)のウソの上塗りを繰り返しています。小出先生は「人体に影響のない程度の被曝なんて完全なウソで、どんなにわずかな被曝でも、放射線がDNAを含めた分子結合を切断・破壊する現象は起こるのです」と言っています。 

■「事故調中間報告」が如何にインチキ、デタラメかは、現地福島の佐藤栄佐久前知事が「本丸は東電ではなく経産省だ」(「原子力村の大罪」)で原発事故が不作為による人災であり、国家犯罪であることを詳細に暴いています。過去に2003年から2年間福島原発を稼動中止に追い込むなど、危険なプルサーマル計画(プルトニウムも燃やす)などを強要し、度重なるデータ改ざん事件、トラブル隠しの東電そして経産省(保安院)御用学者達の原子力安全委員会と徹底対決する過程で、政府(特捜)の冤罪事件で失脚(2006年)させられたのでした。ワタシ的に興味深いのは同じ「原子力村の大罪」で西尾幹二という保守派の論客が「脱原発こそ国家永続の道」を語っていることです。「核燃料廃棄物の最終処理が技術的に解決されていない以上、どんなに地中深く埋めても地殻変動で将来どうなるかわからない。国土は民族遺産である。汚染と侵害は許されない」と、持論の「商人国家路線批判」の延長線上で語っています。

■さて、フクシマ事故の影響は世界的でした。ドイツが脱原発を宣言し、イタリアでも6月に国民投票で9割が脱原発に投票しました。そこで日本の原発国民投票法制定運動についてですが、詳しくは「みんなで決めよう原発国民投票プロジェクト」http://kokumintohyo.com/という市民運動が母体です。こちらはホームページ上で署名が可能です。本年3月までに約100万人超の署名運動で国会に要求するというものです。各政党のこの運動への態度は不明ですが、昨年6月には「みんなの党」はすでに同様な「原発国民投票法案」を提出済みですし、民主党内には「原発国民投票議員連盟」も発足されています。もう少し詳しく知るために遅ればせながらプロジェクト代表今井一氏の「原発国民投票」(集英社新書)を注文しました。

■さて、一方、12月から始まった東京都(と大阪)で原発投票条例制定の直接請求署名運動(2月18日まで)は自治法上の住民投票制度を目指しています。その「原発都民投票」についてですが、私たち首都をカバーする東京電力の福島の二つの原発は地元福島県の脱原発宣言によりほぼ永遠に動かすことは出来ません。残りが新潟県柏崎刈羽原発です。そこで、東電管内の原発の息の根を止めるのが「原発都民投票条例」であり、その直接請求署名運動が年末から始まりました。地元狛江市でのお正月は署名運動の一ヶ月です。狛江市内では昨年末から「直接請求を成功させる会・狛江」の活動が始まっており、私も参加しました。お正月のスケジュールなどは、会のブログも立ち上がっていますので、見てください。(ライブドアとヤフ―)署名にご協力くださる方はご一報を。

■今年は、住民投票制度の制度化を含めて「地方政府」の自立に必要な「自治体基本条例」づくりの「自治基本条例研究会」活動を引き続き進め、「こまえ派遣村」「ハンディキャブこまえ」などのNPO活動に汗をかき、それらの拠点である「市民活動センター」の「開設準備委員会」活動にも力を入れるつもりです。

今年の皆様のご健勝を祈念致します。

〒201-0005 狛江市岩戸南4-27-8 清水信之
携帯090-5815-5761 (こまえ地方自治講座・主宰)
プログ『トホホ日記』で地方自治を耕します
http://shimi-nobu.cocolog-nifty.com/blog/

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