« 次は田辺良彦さんとの懇談会 | トップページ | 田辺良彦さんとの懇談会 »

2012年5月18日 (金)

清水のコメント付き「改革提言」

■昨晩(5月17日)の「高橋くにひこさんとの懇談会」で、市原さんがシティーマネージャーになれるかと問いかけ、同伴者・石井功さん(自民市議)の推薦の弁では「カルロス・ゴーンのようなスピーディーな改革が期待できる人」と述べました。確かに、しがらみのない外部から改革者を呼び込む手法もないことはない。ただしそれは結局、政権公約(マニフェスト)による改革工程表でしか確かめようがない。だから私らは30項目の改革提言を示してある。これにどう答えていただけるか、高橋さん側からの返球を待つしかない。当日は進行係なので思いを伝えられないから、コメントつきの「提言」を高橋さんに手渡しました。狛江の事情にまだ詳しくないので説明を加えたつもりです。皆様も参考にして下さい。

***************************

(清水のコメント付き)
■「市政改革への提言」(予定候補者懇談会:「市民と議会の懇談会」平成24年5月17日)

―財政改革―
○市長報酬削減・職員給与削減
市長1500万円、ちなみに河村たかし名古屋市長は年収800万円・退職金ゼロ
○起債抑制など新たな財政規律ガイドライン
市基本計画で「財政健全化」の数値目標が掲げられているがアバウトなものに過ぎない。行財政改革推進計画では平成24年度に中期的財政計画策定予定。多治見市財務条例のように独自の財政判断指標等の統制機能を装備することも検討すべきと考えます
○市税等徴収率アップ
徴収率1パーセントアップで約1億円増収、ちなみに市基本計画では徴収率多摩26市順位を17位から10位へと目標値があります
○新図書館凍結など公共施設再編計画見直し
平成21年3月の委員会報告書(委員長根本祐二・東洋大教授)は「選択と集中の原則」として、「安全の確保や待機児解消・子育て支援の充実などの地域戦略としての重点施策以外は新規の施設整備は見送る」に基づく工程表を答申しましたが、これを骨抜きにし、30億円新図書館を復活させるなど水ぶくれ・財政規律無視の「再編方針」としました。これを根本報告書に立ち戻り、見直すことが求められています
○入札改革の新たな取り組み
入札適正化法・適正化ガイドラインの本丸である一般競争入札拡大に踏み込めない狛江市は1億5千万円まで指名競争入札を温存しています。ちなみに立川市では建設工事130万円、委託契約50万円、物品購入80万円から一般競争入札へ改革しました。監視機能の第三者機関設置も狛江の課題です。)
○公民連携の公共施設運営や公共サービス民営化
平成16年庁内プロジェクト「行財政基盤改革レポート」を無視し、保育園民営化を一貫してネグレクトしてきたのが矢野市政です。その他図書館運営外部委託化も課題です。我孫子市、杉並区の「提案型公共サービス民営化制度」等によるアウトソーシングも参考になります
○市民がつくる必要な公共サービスと納得して働く公務労働で活力

―市役所改革―
○市長多選自粛条例
○トップマネジメント改革(市長諮問会議等)
市長マニフェストと総合計画の調整、副市長への執行委任、任期付幹部職員、政策顧問、諮問会議等の課題があるかと思います
○「地方政府」を目指す組織改革(地方分権改革室・行政委員会のあり方見直し等)
行政の総合化、地域経営のための戦略的機能=企画・法務の強化と一方の現業部門・ルーチンワークの・スリム化。必置規制外れた農業委、選管委、監査機能などの見直しも課題だと考えます
○能力実績主義・民間人採用・専門職制(複線型人事管理)など人事改革
行革推進計画で平成25年度から人事評価を人事・給与に反映とありますが、お手盛りでなく大阪府職員基本条例のように相対評価とすべきです。また、同推進計画の課題となっている高度化する行政需要に対応したスペシャリスト養成の複線型人事管理は早期実施すべきです。また、管理職公募制や、人事行政監視委員会も検討課題だと思います
○外郭団体経営の透明化と市OB天下り慣行是正
外郭団体経営状況の市民への公表を工夫すべきです(ホームページ等)。職員OBの外郭団体の幹部への再就職が慣例化しています。「天下り」は外郭団体自身の自立性を損ない、役所との馴れ合いを助長しますので、規制が必要と考えます

―市民自治へ挑戦―
○市政のパートナーである議会の活性化(議会基本条例)
市長のリーダーシップにとって、大局的な議論が出来る議会の存在は欠かせません。総合計画・各種行政計画を議決事項とするなど分権時代に沿った議会の権限拡大と、セレモニーの「八百長と学芸会」でなく「(議員間)自由討議」の制度化を中軸に、ネット中継など公開度、議会報告会、委員会での市民発言など参加度を高める議会改革は必至です。首長の側からも議会改革の背中を押すべきです
○自治(体)基本条例検討委員会設置
基本計画でも「自治体運営の基本ルールの検討」に言及しています。2000年の分権改革を経て国と地方は対等の関係になりました。国の出先機関から自立した地方政府の時代になったわけですから、あらためて主権者市民がその政府に信託する統治のシステムとは何かを「自治体の憲法」として検討する必要が生じました。三多摩でも半数以上の自治体が制定若しくは着手しています
○市民参加と情報公開の改革(審議会トップは市民代表等)
5月議会上程の「参加協働条例改正案」は基本計画の「市民委員過半数の審議会を8割とする」目標も担保されず、小手先の改革です。特に、審議会における「御用学者」と行政主導の運営を排すため、学識者はアドバイザーとし、市民委員を座長とすべきです。狛江市の情報公開条例は公文書公開制度の延長です。マンション建設問題でダイオキシン情報隠匿が露呈しました。説明責任と情報提供原則の制度化が急務です。なお、上記の自治基本条例検討と課題はリンクします。)
○予算編成過程の透明化と市民意見反映
予算編成過程をガラス張りにし、市民意見を反映する改革はすでに先進自治体で実施済みです
○市民活動支援センター設置場所再検討
前述の公共施設再編検討委・根本報告書では、中央公民館の廃止とその施設転用を提案しました。原理的に云えば、社会教育・公民館の衰退とそれに代わるNPO・公益市民活動の自立拠点確保は自治体改革の本筋ですが、公民館存続派市民に押されて矢野市政は公民館堅持を選択し、活動センターを新たな4億円の箱物計画としました。それが市民の反発で頓挫したものです。NPO・公益市民活動の拠点探しを含めて「活動センター開設準備委員会」の再開は急務です

―子育て・教育改革―
○現役世代支援と待機児解消(保育園一部民営化と認可保育所不足解消)と認証保育所助成
○「内部被爆ゼロ」の放射能対策(特に学校・保育園給食)
○中学校給食センター市民参加で見直し
○開かれた教育行政へ改革(市民と議会共に教育振興計画策定・学校理事会制等)
総合行政化の大きな課題が教育行政です。文科省下請け機関といわれる教育委員会の閉鎖性、無責任性が大阪府教育基本条例など自治体教育改革の根拠です。私は教育委員会廃止論ですが、せめて「教育振興基本計画」づくりに保護者市民や議会も参加すべきです。また地域ぐるみの学校づくりが期待される「学校運営協議会」(コミュニティスクール・学校理事会制)への指定校はゼロです。狛江の運営協議会は「運営連絡協議会」という権限なき形だけのごまかしです

―安全安心・活気あるまちづくり―
○新狛江地場産業・狛江ブランド戦略の研究(未来の狛江研究所)
○賑わいの街・狛江駅南口再開発の検討
○狛江にふさわしい都市農業・農地の保全策(市民と農家のパートナーシップ条例)
○首都直下型地震等大震災対策
○和泉多摩川緑地の都立(防災)公園化と「狛江のお宝・たいせつな多摩川基本条例」策定
○航空計器跡地巨大マンション問題の解決
○電力研究所移転対策
○京王線~小田急線シャトルバス検討(狛江通り)
○高齢者や障害者やマイノリティーにやさしい共生の街
○食を通じた健康づくりの街                                    以上

■追記
文中の「新図書館30億円」との記述は当初案であり、公共施設計画(再編方針)では少し下方修正されており、正確な試算は不明ですが、「29年度10億円」となっております。あしからず。

|

« 次は田辺良彦さんとの懇談会 | トップページ | 田辺良彦さんとの懇談会 »

狛江市長選(平成24年)」カテゴリの記事

コメント

共産党市議が6名となり不信任提出出来なくなってから、議会の大会派による総与党化が始まったといえる。すなわち、会派勢力による「パッチワーク市政」だ。今度明政・自民党がつれて来た候補者になってもそれが露骨ななるだけかもしれない。だから、予算編成の透明化、自治基本条例や財政基本条例によってルール化が不可欠といえる。そういう話を高橋さんとしたかったが、あまり勉強しては来られなかったのが残念だ。選挙を控えたお忙しい身、仕方がないのかもしれない。

投稿: 市原広子 | 2012年5月21日 (月) 00時08分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 清水のコメント付き「改革提言」:

» ゴーン社長報酬10億円超えか [時々時事爺]
それくらい当然だろ [うんうん/]自動車業界のビッグ3って言やあ、昔はゼネラルモーターズ、フォードモーター、クライスラーだったけど今じゃ見る影もなくなっちまって [しょんぼり/]それが今じゃフォルクス...... [続きを読む]

受信: 2012年6月 5日 (火) 22時35分

« 次は田辺良彦さんとの懇談会 | トップページ | 田辺良彦さんとの懇談会 »