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2012年6月20日 (水)

田辺40項目VS高橋32項目

■両陣営共、マニフェストとしては落第ですが、まあ一ヶ月前の出馬表明を考えてそれ以上は追求しないこととして、両陣営の政策集の比較検討を試みます。昨日も書きましたが田辺さん自身が「新6つのビジョン」は市民との対話の中で加筆など仕上げてゆくと言っていたので私たちの「改革提言」も検討されるかと期待しましたが、まったくその跡はなく、当初の政策の一部に実施年度をプラスしただけだったのにはがっかりでした。

■田辺ビジョンの全体の印象ですが、矢野市政の延長で田辺カラーはほとんど見られないですね。まあ、「後継」ですから仕方がないのかもしれません。ただ、かすかに「北部地域に児童館」(年次不明)「多摩川花火開催」(26年度~)「自治基本条例検討」(26年度~)などが田辺さんの新規事業であり、「防災センター」とか「普通教室クーラー」などはすでに取り組まれている継続事業に過ぎないものですよね。特徴としては冒頭の「安全都市狛江」に9項目と大きな比重をかけている点です。

■ワタシ的に特に問題だと考えるのは、40項目(大項目6つ)の構成中、「行財政運営(改革)」への言及が唯1つ、40項目目の「徴収率向上など、市民の協力と内部努力による財政確立の努力」だけであることです。政権公約がポピュリズムに傾きやすいのは何も共産党さんだけの専売特許とは言いませんが、これでは何を持って新規・増額予算を確保するのか不明であるというだけでなく、如何なる(地方)政府を目指すのかビジョンがないと云うことになります。

■その件で、もう少し指摘しておきたいのは自治体政策の最高指針である「第三次基本構想・基本計画」(平成22年3月)との関係です。当該基本構想・基本計画はワタシラ市民委員の問題提起で7項目の2番目に「行財政運営」が注入されたのでした。従前の「基本構想・基本計画」の政策体系には不在だった「行財政」を入れ込んだのは、アレコレのまちづくりや福祉・教育などを総花的に美辞麗句で飾っても、それらを裏付ける行財政運営の改革がなければ空語ではないかと言う論理でした。私たち市民委員からすれば最後は行政により大幅に下方修正され、不満足な「基本構想・基本計画」ですが一度ご覧下さい。

■そんなわけで、矢野市政のコピーでしかない「田辺ビジョン」には、ほとんど魅力を感じないものの、唯一ですが、(すでに基本計画に盛られている)「狛江市の憲法・自治基本条例検討」だけが、遅ればせながらようやく課題として浮上させたことだけは評価したいと思います。次に高橋陣営の32項目を評価してみます。

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