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2012年6月21日 (木)

高橋陣営「マニフェスト」

■さて、連合部隊で調整が遅れた?高橋陣営の政権公約は32項目、年次計画(実施年度)が一切ないから決定的に不充分です。その上で、昨日書いた田辺ビジョンに欠落している行財政改革論がトップの大項目(8つの小項目)に書かれているという特徴があります。ここから始めなければ具体的な政策は空語だという認識はワタシラと共有できます。その一番の「民間にできることは民間で行い、小さな市役所を目指します」は地方分権改革の基本です。できれば「小さな市役所ながら、守備範囲の広い総合行政を担う地方政府を目指す」まで追加されれば満点だったのですが・・・。

■次に「入札改革」その次に「事務事業評価とムダな予算削減」が続きます。入札改革は地元業者対策でネックになり進まなかったのですが、私たちの提言を取り入れていただいたのかもしれません。(民主・正木市議のテーマでもあります)ただし市役所改革の本丸と思われる市長報酬削減や多選禁止条例、能力主義人事改革や外郭団体への天下り廃止まで具体的に書けないところに、「硬直化している財政の立て直し」と言いながら、その改革度(ココロザシ)の低さを感じます。

■さらに喰い足りないのは、「公共施設再編方針を抜本的に見直します」はまったく正しいのですが、市民にはナンのことかわかりませんよね。「新図書館(20億円?)は凍結します。時代遅れの公民館は廃止して市民活動センターにします」と根本教授たち検討委員会答申の選択と集中路線に戻しますとこれもはっきり言わないから争点にならないのです。(田辺ビジョンは新図書館推進)市民にとって一見ネガティブな政策はオブラートに包む、こんな中途半端さが逆に改革メッセージを伝わらなくさせているのです。

■ついでですが、「保育園民営化」こそ、「郵政民営化」ではないけれど、本来自民党などが一貫して主張してきた「小さな市役所」論の正当な改革論であるのも関わらず、これも封印してしまっています。そして市民の飛びつきやすい「都とのパイプ」を活用した「水道局用地市民運動場」や「水道道路安全策」の箱物バラマキに一点集中させるという、田辺陣営を笑えないポピュリズムぶりには愕然とします。

■その結果、おいしいハナシの両陣営オンパレードで、「認証保育補助金」「幼稚園保護者補助金」「北部地域児童館」など子育て政策ではまったく同じ事が書かれています。だから市民に選択肢を与える対立軸・争点がみえない。争点隠しの政策集です。これでは、あとは組織動員が勝負、方や矢野市政のファンクラブを、方や自公民の身内をともかく動員するだけですから、おそらく前回を大幅に下回る40パーセント以下の投票率になってしまうのではないかと予想します。

■さて、両者の政策(マニフェスト)がお粗末だからとも云えますが、そもそも政策判断とは別にもう1つ、市民の投票行動を左右する価値判断がありますよね。それはかって、市長スキャンダルへのお灸として、当時野党のリーダーだった共産党市議矢野裕さんに政権交代を選択したように、長すぎて停滞した?矢野政権を変えるか否かです。その「政権交代」というキーワードに加えて「オール与党体制」をどう考えるか、次のテーマにします。

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