議会基本条例

2013年6月 8日 (土)

議会改革陳情を委員会否決!

■お隣、調布の「市議会基本条例」などに刺激を受け、狛江の議会もナンとかしたいと、これまで密室(非公開)故に緊張感なく馴れ合いだった「議会改革小委員会」でなく「議会改革特別委員会」設置を求めた陳情(2月7日提出・合計署名数217名)の3度目の審査が6月6日の議会運営委員会で行われたが、委員会はこれを否決した。その場面の冷静な池座レポートが狛江ネットホームページに掲載されているので見て欲しい。(http://komae.seikatsusha.me/blog/2013/06/07/3973/)

■当日、傍聴席から思わず抗議の声を張り上げてしまったのにはワケがある。採決にあたって「討論」と呼ぶ会派を代表する意見表明をしたのが「共産党市議団」(鈴木議員)だけだったからである。鈴木議員は「議会にとっても情報公開・市民参加は大事。これまでの小委員会の成果を否定しないが、調査による他市の例を見ると、特別委員会を設置し、本格的な取り組みが多く見られる。狛江でも前向きに特別委員会設置を進めるべき」と賛成討論を述べ、見識を示した。

■明政クラブ(自民系)と公明党は無言で否決した。これが陳情者市民への態度かと、明政クラブ浅野議員にナゼ意見表明しないのかと迫ったが、「すでに見解は述べている」と述べた。初回の「クローズ(非公開)の小委員会の方が活発な意見交換が出来る」との一言を指すらしい。さらに公明党石川議員は「調布市の話は調査し伺っている。特別委員会設置でどういう成果が出たのか関心を持っている」と述べており、何か期待を持たせる発言をしてきただけに、最後の無言の否決は益々理解不能だった。

■ところで、陳情に前向きだった民主党・正木議員が欠席だったのにはガッカリだった。採決権のない「オブザーバー」の「無会派」(狛江では1人会派をこう呼ぶ)の社民・市原、ネット・吉野議員は陳情賛成の立場から、非公開の小委員会を問題視し、また1人会派も尊重した議論の場を求めて発言していたが、「無会派」の1人、山田議員もナゼか欠席だった。

■陳情審査のみならず、他の議案に対しても、委員会採決にあたり「討論」を省略する場合はあることは否定しない。しかし少なくとも本会議採決にあたっても「討論」をしないとなれば、その会派・議員の説明責任は果されないことは自明である。6月13日(木)の最終本会議にはしかとそのことを見届けたいと思う。(陳情の本会議採決は拮抗するかもしれない)

■池座さんが、狛江市市民参加条例の会議公開原則を引き合いに出し、非公開小委員会を守ろうとする感性を批判していたが、そのとおりで今や「庁議」議事録すら公開する時代であり、その参加条例(平成15年)から10年遅れている議会と云う事になる。もっとも自治法改正を受けて、狛江市議会でも「会派代表者会議」や「全員協議会」も原則公開に転じたはずである。ナゼ小委員会だけ密室なのか、もう一度よく考えて欲しい。

■福嶋浩彦氏の狛江講演(4.28)で私達は、首長ではなく議会こそ地方自治の中心であり、直接民主主義が実感できる市民のひろばであり、「そもそも市民のものなのだ」という共通認識を獲得した。その市民のための「公共財」である議会の制度設計を、(または議会改革をサボタージュするために)市民とのキャッチボール抜きに密室談合して良いはずがない。「岩盤を穿(うが)つ」は湯浅誠さんの本のタイトルだが、頭に浮かんだ。私達は諦めない。そうでなければ福嶋さんに失礼だからだ。「市政改革研究会」は毎月第2第4火曜日に中央公民館で定例学習会を行なっている。6月11日(火)の定例会でもこの問題を議論する。興味ある市民の方は覗いて欲しい。


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2013年5月19日 (日)

調布の議会報告会開催さる

■お隣、調布市議会が3月議会で制定した「議会基本条例」にもとづく「議会報告会」が5月18日の土曜日、あくろすホール(国領)で28名の全議員と市民約60人で開催された。
少し遅れて入ったので議長挨拶を聞き逃したが、当日は4つの委員会(総務・文教・厚生・建設)からプロジェクターを使って約15分づつ報告が行なわれた。
■その内容は、各委員会の守備範囲や役割の説明に始まり、主として新年度予算審議(調布の予算審議は各委員会別)から抽出した2~3のテーマに絞ったものだった。総務委員会では①新基本計画②歳入と市税徴収③防災、文教委員会は①(小学校の)食物アレルギー事故問題②スポーツ祭東京③「映画のまち調布」、厚生委員会は①保育園待機児童対策②高齢者施策(地域包括ケアシステム)③障害者・健康づくり、建設委員会は①新ごみ処理工場②大気汚染(PM2.5)③再生可能エネルギー(飯田市視察)④京王線地下化とまちづくりなどだった。
■聞いていて違和感を感じたのは、総務委員会の説明中、行政が決定した「新基本計画」をあたかも議会が議決したかのように誇らしげに紹介したときだった。行政施策の単なる宣伝なら議会はいらない。基本計画に関してどんな議論を挑んだかを紹介して欲しかったし、「まちづくりの最高指針」なら議会で審議できるよう議決事項にすることに挑戦すべきなのだ。
■一方、「度重なる小学校アレルギー事件に対して教職員への研修徹底を委員会として求めた」(文教)、「京王線地下化によるまちづくりの費用負担を鉄道事業者にも求めるべきと委員会が動き、駐輪場確保につながった」(建設)など、議会としての仕事ぶりを紹介する場面もあり、これらは分かりやすく、ナットクできる報告内容であった。
■ただし、各会派が許容する範囲の共通なテーマに絞った「報告」だけでは、議会でどんな白熱した議論が行なわれたかは伝わらない。次は議会内の論点・争点も概略紹介できればベターな気がする。
■次に「市民からの意見」の時間に移った。この時間が15分程度であり、しかも「聞き置く」構えだったこと対して、会場から早速ブーイングが起きた。結果6~7名程の市民から意見と質問が出て、結果的に時間も30分ほど延長された。その市民からの意見は報告会開催に賛意を示しながらも、厳しい内容がほとんどだった。中にはトンチンカンな意見もあったが、「議員定数多すぎる、市民投票で定数を決めよ」とか、「議会への市民参加」をめぐって、まだまだ及び腰であるとの主旨の意見、そして、最後に「議会改革代表者会議」を33回すべて傍聴してきた市民から、調布市議会議会基本条例の欠落している理念「市民参加による議会としての政策形成」について、栗山町議会や会津若松市議会など先進事例を例にして今後の課題であると指摘があった。これらに議長が丁寧な応答をしていて好感が持てた。
■ともあれ、調布市議会は報告会のサブタイトル「開かれた議会をめざして」の、第一歩を踏み出した。ワタシラ狛江市議会への「議会改革特別委員会設置を求める陳情」の審査第3回目は6月6日(午後13時半~)である。注目して欲しい。

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2013年5月 9日 (木)

福嶋浩彦講演会感想

■去る4月28日(日)西河原公民館で「議会改革は何をめざすのか」と題する前我孫子市長福嶋浩彦さんの講演会が35人の参加で開催されました。司会は池座さん、主催者挨拶は清水、福嶋前市長に対する高橋市長の歓迎メッセージ代読で始まった講演会の参加者の中には狛江市議5名をはじめ、前衆議院議員山花さん、地元都議の尾崎さん、武蔵村山市議、相模原市議の方々も多忙の中駆けつけていただきました。

■福嶋さんの約1時間の講演と質疑応答は現在、ご本人によりテープ起こしの校正中ですが、「改革研」により追って「講演録」として冊子にする予定ですのであらためて皆様にお目通し頂ければと思います。なお講演の概略は狛江生活者ネットのホームページをご参照あれ。さて、「福嶋教室」については山ほど議論してみたいテーマはありますが、とりあえずの気づきを以下書いてみました。

①【狛江市議会の今を踏まえた改革の一歩(敵を知り己を知る)】

■福嶋講演会最後の正木議員のとの質疑応答に狛江市議会改革への大事なメッセージが隠されているように感じました。とりわけ「(本当は市民党であるべきなのだが、)狛江でも政党化されてしまった、与党なら何でも市長の言うこと、守るために存在するのだというかたくなな状態が続いちゃって」というベテラン議員正木さんの発言は重いと感じました。お分かりのように、これは16年続いた矢野市政を指すと同時に、かく言う正木さん自身がかつて石井与党の重鎮と言われてきた過去をも指すからであり、つまり「保守対革新の対立」という膠着状態(隘路)から長く抜け出せないでいる狛江市政を背景として、市議会の「合議制の意思決定機関」としての機能不全状態が続いてきたとの重要証言なのです。

■そこでですが、(これは私の矢野市政の総括の視点でもありました)その「政党対立故の意思決定機関失格」状態の根源(原因)こそ、実は「議会は刺身のツマ・八百長と学芸会」と揶揄される首長優位(行政主導)の今日の狛江市政と地方自治制度(「強力首長制」あるいは「首長型民主主義」)にあるワケです。ナニそれと笑わないで下さい。つまり政党対立による機能不全状態と強い首長(弱い議会)は、コインの裏と表の関係なのですよね。だからワタシ的には「権限過剰の首長制」(佐藤竺成蹊大教授)に一矢報いる「議決権限拡大」が改革の肝だと考えてきたのです。もとより栗山町議会の基本構想代替案議決なども、単なる議決権と言うツールだけでなく、市民参加(公開)、自由討議等ワンパッケージの一連の改革アイテムの成せるワザでもあるのですがね。

■「福嶋教室」で私達は地方自治の特徴、二元代表制の認識に踏まえて、議会改革の目指すべき姿を教わりました。その目指すべき頂上をしっかり見据えて、狛江市議会(市政)の特性も踏まえるなら、「政党対立に囚われ、議論を忘れた狛江市議会」から「合意形成を最大価値とし、積極的に提案する議会へ」が改革の入り口のメッセージではないかと考えました。

②【私達は民主主義の中心である議会を見守り育てる市民に変われるか?】

■『議会が変わることによって市民が関心を持ってくれるようになる。議会が議員同士大議論すれば市民は関心を持ち、聞きに行くでしょう。市民の側からは市民が変わろうと思わないと変わらない。みんなが自分のところから変えていくこと』との福嶋さんの言葉がグサリときました。

■私は狛江議会の現状に対して、正直言って「遅れている」と、かなりネガティブに捉えています(した)。事実、例えば、たまの傍聴も長時間耐えられません。緊張感もなく議論水準も面白くないからです。だからこその議会改革のススメなのですが、一方で議会各派(各議員)に対して改革要求を突きつけるだけで、あとは突き放して(お任せにして)こなかったかと考えてみました。

■実は改革が進む多摩市議会には「多摩市議会ウオッチングの会」が、自治基本条例が出来ている小平市議会には「政治・知りたい・確かめ隊」というウオッチャーグループが長年にわたり活躍していることを先日の調布ウオッチングの会学習会で知りました。多摩の神津さん達はかなり批判精神で迫っていますが、小平の森野さん達は、半ば公認と言うか「議会広報市民版」というか議会モニターの役割を担っています。

■正木さんは「予算委員会でも市民は10人も来ない」と嘆いていました。自分の後援会の動員でなく、云わばニュートラルな多くの市民が常に見ているなら、議員達も緊張し頑張ります。だから一日も早くネット中継(録画配信)が必要ですし、それだけでなく多摩や小平のような議会ウオッチャーが大事です。暇な人ばかりはいませんが、傍聴記を市民による議会新聞やブログ等で発信すれば、それが議会と市民のキャッチボールのキッカケにもなります。

■私自身の少し「上から目線」だった反省を込めて、福嶋教室で学んだ「議会こそ大事」なので、現状肯定ではないけれど、あまりプレッシャーばかりでなく、議会を見つめ、大事に守りソダテル活動が必要と感じました。まあ、太陽政策ですかね。そうすれば、閉ざされた奥の院も少しは開けてくれるでしょうかねえ。

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2013年4月26日 (金)

4.28福嶋講演会のお知らせの続報

度々で恐縮ですが、もしお忘れの方がいたらとの思いで日曜日(28日午後)の福嶋講演会の続報です。

■福嶋浩彦さんより事前に提供された日経グローカル連載の論稿「市民自治と議会」の第1回のサブタイトルが「自治の土台は直接民主主義」です。第2回「議会も首長も市民と結びつく」第3回「議会は市民合意を作り出すところ」第4回「市民参加こそが議会の力になる」第5回「住民投票は自治に不可欠」第6回「自治をリードする議会へ」です。このサブタイトルは福嶋さんの思想を端的に表していると思います。(当該論稿は当日配布されます)

■会場の西河原公民館の学習室1は約50~60人収容可能です。主催側の予想では満杯とは行かないですが、各会派の市議会議員の皆様や市職員、先日議会基本条例が議決されたお隣調布の関係者や都内の方を含めて多彩な顔ぶれの方々がご参加いただけるとの情報です。また、高橋狛江市長が、本人は出張中とのことで、前我孫子市長福嶋さんに対しての歓迎のメッセージを託されましたのでこれも当日配布させていただきます。皆様のご参加をお願いします。

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2013年4月12日 (金)

4.28福嶋浩彦さん講演会

4.28福嶋講演会のご案内
(以下チラシのコピーです)
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前我孫子市長 福嶋浩彦さんに聞く
「議会の改革は何をめざすのか」

狛江市議会を傍聴したことがありますか?
狛江市の政策と予算を決める狛江市議会をもっと身近なものにしたい!
さまざまな市民の声を受け止めて議論し、提案する議会であったほしい!
そのため、私たちは狛江市議会に対して、議会改革のために「議会改革調査特別委員会の設置を求める陳情」を提出し、賛同署名運動を進めています。
「議会報告会」「自由討議(議員間討議)」「陳情者の意見陳述」「反問権(逆質問)」など、先進自治体で進められている“議会改革”ってどういうこと?
改革派市長としての実践に踏まえ、現在、地方自治の第一線の研究者でもある福嶋浩彦さんをお招きし、議会のあるべき姿を市民と議員が共に学習してみたいと思います。

■4月28日(日)午後2時~4時
■西河原公民館 第1学習室(2F)
■福嶋浩彦さん講演とフリートーク
■午後1時半開場                              
■資料代300円
■主催:狛江市政改革研究会
(連絡先 内山090-3682-3614)

≪福嶋浩彦さんプロフィール≫   
1956年鳥取県生まれ。83年我孫子市議会議員。95年38歳で我孫子市長に当選、2007年1月までの連続3期12年務め、この間、全国青年市長会会長、福祉自治体ユニット代表幹事などを歴任。2010年から2年間は消費者庁長官を務めた。現在は、中央学院大学社会システム研究所教授。市長時代には、予算編成過程公開、常設型市民投票制度、提案型公共サービス民営化など、「小さな地方政府と大きな公共」を掲げ、市民自治を理念とした自治体経営に取り組んだ。著書に『市民自治の可能性』(ぎょうせい)、『公会計改革』(共著、日本経済新聞社)など。
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2013年3月25日 (月)

首の皮一枚残った「議会改革陳情」

否決かと危惧されていた「議会改革調査特別委員会設置陳情」が継続審査でかすかに希望が見えてきました。
以下は、生活者ネットのHPより。今回は佐々木貴子さんのレポートです。

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議会改革特別委員会設置を求める陳情の第2回目審査 継続審査となり次回議会運営委員会は5月10日9時からです。(2013年3月25日 17時44分 )

第1回目の3月11日に引き続き陳情審査が行われました。住民自治の根幹をなしているのが議会で、憲法で議事機関と規定され地方自治法により大きな権限を付与されています。その議会に対して市民から議会の活性化、議会改革を迫られているのです。各会派内でどのような議論を行っているのか想像できますか?

各会派の意見は以下の通り。

自由民主党・明政クラブ*浅野議員 明政としては採決の準備をしている。

日本共産党・狛江市議団 宮坂議員*議会改革は重要と思っている。他自治体でも改革に取り組んでいる。どういう委員会で議論しているのか詳細を知りたい。事務局が把握していないのなら資料請求したい。

公明党 石川議員*できるかぎり調布市など近隣自治体の議会改革内容について調査したが、委員会の成り立ち、構成、どう結論を出したかなど知りたいので資料は見たい。

民主党 正木議員*(休憩中の発言だが)条例により特別委員会を設置しているのか、任意の委員会なのかということなど資料請求には賛成である。

狛江・生活者ネットワーク*吉野議員 まとまったばかりの調布市議会改革案は経過も含めて議論内容に目を通した。ネットとして先駆的な多摩市を視察したが、十分な議論を重ねすでに2010年から議会基本条例が施行されているが、つくったことに慢心せず議会を市民に必要な機関と認めてもらうために真摯に改革を進める努力を積んでいる。「小委員会があるので十分」との意見もあったようだが議会改革の項目がインターネット中継と議会報のことだけでは議会改革とは言えない。

社民党 市原議員*現在は議会改革で取り上げる項目は全会一致したものだけだが、改革の全体像をつかむ意味でも調査、学習し平場で議論を深めることが必要だ。議員、議会自体が変わっていくことが求められている。

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次回にはもっと突っ込んだ議論を聞きたいと思います。(佐々木貴子)

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2013年3月13日 (水)

「公開されていないから活発な意見交換が出来る」??

すでにお知らせした「議会改革調査特別委員会設置を求める陳情」は、追加賛同署名150名(3月11日現在)を得て、初回の審査が3月11日の議会運営委員会で始まりました。しかし、最大会派明政クラブ(浅野議員)の「クローズの小委員会の方が活発な意見交換が出来る」との態度に見られるように極めて消極的(否定的)です。このままでは不採択の流れです。引き続き賛同署名集めとロビー活動を進めます。当日の様子を池座さんが生活者ネットのサイトに投稿されました。参考にしてください。

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議会改革調査特別委員会設置を求める陳情は継続審査となりました!次回は3月25日9時からです。

 地方分権がすすむなか、二元代表制の一翼を担う市議会は市の行政課題をきちんと把握し、予算・決算審議にあたり、さらに市民ニーズを反映した政策提案ができるようになること必要です。今日の陳情審査では議会改革を求める市民の思いは十分に伝わらず、議会制民主主義に寄せる熱い期待に議会が答えていないように感じました。

各会派の意見は以下の通り。

明政クラブ 浅野議員*陳情項目に例として掲げられた調査項目について、インターネット中継以外は難しい。小委員会は公開されていないからこそ活発に意見交換ができる。

共産党 宮坂議員*地方議会の役割は増大、改革が問われている。これまでは小委員会は非公開であったが、参加者全員の合意が取れれば公開することは可能である。狛江は全会一致でやっていこうという立場でやってきており、公開制の小委員会で論議を発展させていくのが良い。

公明党 石川議員*小委員会の公開・非公開については開始する前に議論しており、公開するのであれば、合議制でなく採択制を取るべきではないか。

民主党 正木議員*小委員会で忌憚ない意見を述べるメリットはあるが、条例に基づいた委員会として公開して議論をすることに意味がある。議会は公開が原則。市民に見える形で議論していくときがきている。

社民党 市原議員*陳情は議会改革特別委員会の設置を求めるものであり、項目は例示に過ぎないので、趣旨に沿って議会改革の強化を検討すべき。公開する中で討論の経過を明らかにすることと合議制は相反するものではない。合議制といっても現在は議会運営委員会や議会改革小委員会では無会派はオブザーバーとしての参加になっていることも疑問。

辻村議員*開かれた議会への市民参画を高めることは大事だが、現在も小委員会があり、項目もカバーしている。パブコメや市民公募委員への応募が少ないなど市民の現状から踏まなければいけないステップがある。

 プライバシーに関すること以外議会でオープンに議論し、論点が整理されて市民の合意形成にも資する議論ができることが大事ではないでしょうか。議会は合議制であることが首長に対峙する議会の価値だといわれています。「合議制だから公開できない」という主張には違和感が残ります。もう少し説明が聞きたいところです。ちなみに「狛江市議会での合議制」は全員が賛成したもののみ承認されるという慣例?で、何もしないことの隠れ蓑とすることもできるのです。
 徹底した活発な議論で、合意形成を高めることができる!狛江市議会の新しい時代を、切り拓いてほしいと願っています。(池座俊子)

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2013年3月 4日 (月)

「多摩市議会ウォッチングの会」神原さんをお招きして

■すでに、議会改革に関わる私たちの「陳情」の件や、「調布市議会基本条案」のご紹介をさせていただいておりますが、この度は「多摩市議会ウォッチングの会」神津さんをお招きした「3.9議会改革シンポジューム」についてご紹介させていただきます。

■政権交代後の狛江市政は、新市長の最大テーマが「財政立て直し」であり、保育園民営化を初めとした困難な改革が目白押しです。その際、行政と車の両輪たる責任感と力強さを持った議会、市民に開かれた議会への改革が急務です。

■多摩市議会の改革を後押ししてきた「多摩市議会ウォッチングの会」の15年の歩みに学び、また、「多摩市議会基本条例」と「調布市議会基本条例案」の比較を通じて、狛江市議会での改革のヒントを見出したいと思います。清水もシンポジュームに協力します。是非3月9日中央公民館にお出かけ下さい。

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(チラシ抜粋)
3月9日(土)/狛江市立中央公民館のつどい参加企画
第24回まちづくりシンポジウム
≪市民と一緒に進める議会改革~多摩市のとりくみから学ぶ~≫

◇議会の活動原則
①市長等に対し、適切な行政運営かを監視し、評価する。
②政策提案機能を積極的に活用する。
③議員間の自由闊達な討議を通じて合意形成を期する。
④市民に開かれた議会運営、市民参加を保障し、意見を反映する。
⑤市民にわかりやすい議会運営に努める。

この文言は“夢物語”ではありません。3年前に制定された多摩市議会基本条例です。多摩市で進んでいる議会改革はどうして可能となったのか? そして基本条例制定後、市民・市議会はどう変わったのか? 興味津々です。
多くの市民の皆さんの参加をお待ちしています。

■日時 3月9日(土)午後2時~4時
■会場 中央公民館 第2会議室(2階)
■講師 神津 幸夫さん(多摩市議会ウォッチングの会代表)
■主催団体 共生のまちー狛江をめざす会(連絡先:絹山3480―6792)

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2013年2月25日 (月)

調布市議会基本条例が3月議会上程へ!

■この間、お隣の調布市で進む議会改革に注目してきました。12月市議会での調布市自治基本条例制定に続き、いよいよ「議会基本条例」の3月市議会での制定を目指して、最後の手続きとしてパブリックコメントに入ります。その条例内容の評価については又の機会にしますが、とりあえず調布市議会宛の傍聴者アンケートをコピーしておきます。

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調布市議会改革代表者会議 様(第30回傍聴アンケート)
平成25年2月21日    
狛江市岩戸南4-27-8 清水信之

■2月20日の第30回会議を傍聴させていただきました。これまで数回しか傍聴できませんでしたが、約1年半の委員の皆さんの真剣な議論や、特に伊藤座長(議長)の強いリーダーシップに感服したしました。そして、最終案を何とか歩み寄り全会一致で確認できたことに、ある種の驚きと感激を覚えました。

■座長の発言にもあったように、議会改革は終わりなき改革ですね。欲を言えば、主権者である市民とのキャッチボールの機会がもう少しあった方が条例制定の正統性を高めることが出来たかもしれません。しかし、通常の議会運営の合間に30回もの会議を重ねたこと自体、ただならぬ努力だったと評価させていただきます。

■日本の地方議会は二元代表制と謳われながら、実態は権限過剰の強力首長制の下でその存在が問われ続けてきました。北海道栗山町から始まった議会改革(基本条例)は「公開」「参加」「自由討議」をキーワードに全国に波及し、そこを踏まえながら、各自治体で様々な議会改革の形が見られます。「確認権」というオリジナルな概念を含めて、開かれた調布市議会の新しいスタイルが産まれつつあります。

■皆様のご努力に敬意を払うと共に、お隣狛江市でも市民と議会が連携して、その改革のステップアップを目指したいと思います。その節は宜しくご教示下さいます様お願い致します。

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追伸 参考までに調布市議会パブコメ募集がアップされましたので添付しておきます。

「調布市議会基本条例(案)」に皆さんのご意見をお寄せください
http://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1361339127487/index.html

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2012年11月 2日 (金)

「議会改革白書」(2012版)を読む

■意外にも、お隣りの調布市議会で進む議会改革について先のブログで紹介しました。このままでは狛江市議会の改革は完全に周回遅れとなってしまう危機感があります。次回「市政改革研究会」でも議題とすることになりました。そこで1つの資料を取り上げる予定ですが、それが「自治体議会改革フォーラム」による「議会改革白書」です。

■「自治体議会改革フォーラム」とは、2007年に地方分権や条例づくりに取り組んできた市民や研究者の呼びかけで発足。「討議する議会」「市民が参加できる議会」「情報を公開して説明責任を果たす議会」の3点を共通改革項目として提起し、「変えなきゃ!議会」キャンペーンを展開してきた。その呼びかけ人代表が廣瀬克哉・法政大学教授(専攻:行政学・自治体学)です。

■さて、その「白書」は全編247ページ。(定価3500円)目次の要約を以下にコピーします。
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【第1章】 議会改革、次のステップへ
巻頭提起 自治体議会改革フォーラム呼びかけ人代表 廣瀬克哉
テーマ1 震災復興と議会
テーマ2 「チーム議会」で議決責任を果たす
テーマ3 進化する議会報告会
テーマ4 拡がる議会の政策評価
テーマ5 変革期を迎えた議会事務局
【第2章】 議会制度の転換点─ 2011年の論点をめぐって
「総合計画の再評価と議会の役割」 北海学園大学教授 神原勝
「地域主権改革と議会」 関東学院大学法学部教授 出石稔
「住民と議会」 慶應義塾大学法学部教授 片山善博
「通年議会の導入」 立命館大学法学部教授 駒林良則
【第3章】 全国自治体議会運営実態調査 結果報告2012
調査結果概要、集計表、回答自治体一覧表
議会改革は進展しているのか?07調査と2011調査の比較分析
資料編 議会基本条例の傾向と分析
条文分析:2011年制定の議会基本条例に見る議会改革の動向
議会基本条例条文比較分析一覧表(2011年制定)
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■ちなみに、白書の本体とも言うべき「議会運営実態調査」は6年前の2007年から実施されており、2012年調査は1496議会(回収率83.6%)が、「議会改革及び議会の状況」「討議のあり方」「市民の参加」「公開・説明責任」「議会による政策提案・立法活動」の調査項目(設問Q28)に回答を寄せています。そこからは、議会改革の集約点である「議会基本条例」の制定済みは251議会、2012年中の制定予定を含めると296議会に上ることがわかります。なお、基本条例制定には至らないものの「議会報告会」をはじめ、“改革への特別な大勢を取る議会”は1000を超えていると分析されています。

■さて、その28項目の設問中の主なものを、多摩26市で比較してみます。
先ず★「議会基本条例の制定予定」は制定済みが多摩市で、「検討中」「検討に着手」「2012年~2013年に制定予定」が13市であり、一方「予定はない」が狛江市を含めて12市です。
次に★「自由討議(議員間討議)」では、基本条例のある多摩市と調布市、町田市の3市のみでしか行われていません。なお、「反問権(逆質問)」は多摩市しか制度化されていません。
次に市民参加項目中の★「陳情者の提案説明(発言)」では、「市民が希望すれば認めている」のは、武蔵野市など9市で、狛江市を含む9市は「議会が必要と判断した場合のみ説明機会を設けることがある」であり、調布市など8市は「陳情者の説明は想定していない」とあります。同じく市民参加項目の「市民との対話の場」(議会報告会や意見交換会等)の2011年中の実績を聞いたところ、多摩市の議会報告会を始め6市が実施しています。
さらに、「公開・説明責任」の項目中、★「動画記録のネット配信」では委員会や全員協議会まで実施している小金井市を始め16市が本会議等を配信しており、狛江市を含む10市は依然としてネット配信未実施です。
最後に、これはワタシ的には最も重要だと考えている★「議決事件の追加」(政策提案・立案活動項目)ですが、(つまり、お飾り・儀式の議会でなく、自治体政策の本丸=総合計画(5~10年の基本計画)等を、議会が審議・議決権を握り、議会の守備範囲(仕事と責任)を拡げ、行政主導を牽制すること)八王子市を含む11市が条例により追加しています。一方、狛江市を含む15市は未実施です。余談ですが「議決事項を追加できる」との条文を含めて議会基本条例を制定済みの多摩市議会では、まだ基本計画の議決事項化を実施していません。一方、多摩市議会が今、力を入れているのが「決算に際しての議会独自の事業評価(仕分け)」と「次年度予算(審議)への連動」という画期的試みです。というワケで、当たり前ですが、改革のバリエーションは議会それぞれの判断にあるワケです。

■ざっとですが、白書(議会改革実態調査)の一部をご紹介しました。議会基本条例が平成18年(2006年)北海道栗山町議会という地方から始まったことでもお分かりのように、三重県議会や四日市市議会など例外を除き、都市部での議会改革の動きは遅れています。それは東京区部や三多摩各市を見ても明らかです。それほど町村部の議会の危機意識が深刻だったとも云えるワケですが、とりわけ大都市では、ナショナルパーティ(既成政党)の系列化(下請け)が色濃く、政党利害による対立感情が先に立ち、政党や会派拘束なしの自由な議員間の討議が成立しにくい事情があります。だから最も大事な基本計画のような政策調整はできません。これでは議会の仕事になりません。残るはセレモニーの「八百長と学芸会」というワケです。

■それにしても、狛江市議会の遅れは明らかです。原因の一つに、議会事務局主導と「密室」(非公開)での「議会改革小委員会」があります。今こそ各会派・各議員が調布市議会に習って、議会改革のグランドデザインを持ち寄り、市民に公開しながらの改革論議を再出発すべきですね。そのために、私達「改革研」を始め、市長派・反市長派を超えた「超党派」の議会改革を求める市民運動のテーブルづくりが待たれると考えますが、皆様如何お考えでしょうか?

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